アンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)、イェーテボリ交響楽団

2010年2月9日(火)
1)Anders Jormin
スウェーデン放送P2は、クラッシック、現代音楽、ジャズ、ワールド・ミュージック、エレクトロ・ミュージック、古楽といったジャンルの音楽を主体に24時間、音楽番組を放送しています。数年前から午後の数時間は、フィンランド語とかサミ語、アラビア語といった言語の番組を制作していますが、要するにある意味で非コマーシャルな音楽を放送するスウェーデン放送局の全国ラジオネットワークです。
勿論、ジャズの番組も幾つかあり、以前、坂田明さんのライブコンサートの放送についてご紹介した際に、P2のアルキーブ・サイトにコネクトすれば放送日から30日間、その放送で掛かった演奏を聴くことが出来る事についても書きました。

2月9日の19時30分から2時間番組でP2 Live: Christian Wallumrød Ensemble, Anders Jormin med Jönköpings Sinfonietta och Kammarkörというタイトルの放送がありました。
前半の1時間はノルウェーのピアニスト・Christian Wallumrød のアンサンブル、そして後半の1時間がAnders Jorminの書き下ろしでAndersのベース、Jönköpings Synfonietta, Jököping Kammarkör(室内合唱団)の演奏でした。

アンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)は、スウェーデンが世界に誇るコントラバス奏者で作曲家です。その彼が、昨年の11月に故郷の町ジョンショッピング(Jönköping)で初演した際の録音です。

ジャズ・コントラバス奏者としても活躍し、スウェーデンで初めてのジャズ出身の教授に就任した彼は、やはりただ者ではありません!
人間的にも素晴らしい人で、僕より少し若い彼ですが、僕は彼とレッド・ミッチェルに随分といろいろな事で助けられた訳で、一種の恩人と云っても良い人です。本当に素晴らしい作品です。
1990年に彼とはコントラバスのデュオを演奏した事もあります。
とにかく楽器を知り尽くしていると云う感じ!
時間の有る時に、是非、聞いて見て下さい。歌詞は彼自身の俳句とか、Shakespeare, Hemingway, Pia Tafdrupの詩を使っているそうです。
まず下記のサイトに入って下さい。
http://www.sr.se/sida/artikel.aspx?programid=3735&artikel=3419992
そして水色の箇所をクリックすると下記のページが現れ、数秒すると番組が始まります。
http://www.sr.se/webbradio/webbradio.asp?type=broadcast&Id=2198676&BroadcastDate=&IsBlock=

ちなみにアンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)はラーシュ・ヤンソン・トリオの創設メンバーです。
そうそう!!!!この作品は、Jönköpings Synfoniettaから依頼されて書いたモノで、タイトルは"Mellan alltid och aldrig"です。僕の素晴らしい日本語の文才では、このタイトルを上手く訳すことが出来ませんが、Mellanと云うのは、英語で言うとBetween, alltidと云うのはalways,aldrigはNever・・・・つまり『alwaysとNeverの狭間』とでも訳せば良いのでしょうか・・・。(笑)

12音階で書かれたテーマとかもありますが、ある部分はもの凄くメロディアスで、一種・・・Astor Piazzllaを聴いた時の感覚に近い部分もあり、合唱の使い方は、Gunnar Erikssonの手法を思い起こさせます。
とにかく一度聞いて見て下さい。

ついでにボーヒュスレーン・ビッグバンドのEBUの番組(欧州圏27各国に同時放送された1月29日放送の分も下記で聴くことが出来ます。

http://www.sr.se/webbradio/webbradio.asp?type=broadcast&Id=2180200&BroadcastDate=&IsBlock=


下記の写真は、昨年、コペンハーゲンからの帰路、同じフライトで席も隣同士になったAnders Jorminと彼の折りたたみ式コントラバス。彼はこの時、コペンハーゲンでジョン・テイラー、マリリン・マスールとのトリオで演奏が有ったそうです。僕はBohuslän Big Band &Steve Swallowの仕事でした。

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2)2月11日 イェーテボリ交響楽団定期演奏会

昨日はイェーテボリ交響楽団の定期演奏会に行って来ました。
プログラムは下記の通り。
RAVEL RAPSODIE ESPAGNOLE
SCHUMAN CELLO KONSERT
休憩
DUTILLEUX MÉTABOLES
STRAVINSKY SVIT UTELDFÅGEL(火の鳥)

特に印象的だったのは、チェロ奏者ANDREAS BRANTELIDという弱冠22歳のスウェーデン人チェロ奏者の素晴らしい事!見事でした!父親もチェロ奏者で、元はイェーテボリ交響楽団にも在籍していたそうですが、現在はコペンハーゲンに居る人で、アンドレアスもコペンハーゲンで育ったらしいです。プログラムで見るとドイツでケルン音大の教授でスウェーデン人チェロ奏者のFRANS HELMERSONに師事したそうで、丁度、音大を卒業したばかり。今、このシューマンの作品で欧州をあちらこちら楽旅しているのだそうです。

DUTILLEUX の作品も素晴らしかったです。音の構成が実に緻密で美しい!
そしてRAVEL,STRAVINSKYは、やはり彼等の作品だけあって、何回聴いても素晴らしい!

今週の水曜日、2月10日は、"Jazz Club Nefertiti"でピアニスト・マッコイ・タイナーのトリオ+ゲイリー・バーツというコンサートがあったのですが、ツアー疲れがバッと出て来てしまい、外に出る気力がありませんでした。

今日、"Jazz Club Nefertiti"から届いたメルマガでは、5月23日にドラマー・ロイ・ヘインズが来るとの事。
是非、再会したかったのですが、残念ながら僕は日本に居て、24日にイェーテボリに戻る予定なのです。残念!

イェーテボリなんてスウェーデン第2の都会、北欧でも第4の都会・・・とか云っても人口49万人。ちなみに日本の川口市が48万人、八王子市が56万人です。(笑) 如何に北欧は人口が少ないかと云う事ですが、音楽鑑賞は結構いろいろと出来る所が素晴らしいです。(笑)
それでは、また!
スウェーデンの森
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by yasuhito_mori | 2010-02-13 02:29 | 音楽鑑賞
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