コントラバス奏者・奥田一夫さん

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今、毎日新聞のニュースサイトで、『事故死:交響楽団のコントラバス奏者、マウンテンバイクで』というニュースが載っていたので、そのサイトを見てみて驚き!
そのコントラバス奏者というのは、東京交響楽団や大阪フィルハーモニー交響楽団を経て89年から大阪センチュリー交響楽団の首席コントラバス奏者を勤め、いろいろな活動を通して、コントラバスの素晴らしさを広めていた関西在住の素晴らしいコントラバス奏者・奥田一夫先生だったのです!
そのニュースによると、マウンテンバイクで登山道を下る際に段差でバランスを崩して転落し、首の骨を折ったりして亡くなったそうです。
何ということでしょう!!!!!

http://mainichi.jp/select/today/news/20100913k0000m040032000c.html?inb=fa

2003年夏、米国ヴァージニア州リッチモンドのリッチモンド大学で、国際コントラバス協会のコンベンションが開かれました。一週間近くにわたり、朝から晩までコントラバスの話とかコンサートが、大学の敷地内で開かれます。

いろいろなプログラムが有ったのですが、その中に『日本人ベース奏者』という特集がありました。

大阪で活躍する奥田一夫先生、インプロビゼーションの国際的なコントラバス奏者・齊藤徹さん、そしてどういう訳か・・・このスウェーデンの森がゲストに選ばれました。井野信義さんも来られる予定だったのですが、急に何かの事情で来られなくなったのです。

井野さん、齊藤さん、そして小生は、3人とも故高柳昌行さんと演奏していたので、リッチモンドで3人で会う事を楽しみにしていたのです。

奥田さんは、何本も素晴らしいコントラバスをお持ちの様でしたが、リッチモンドにはその中の最高の楽器を・・・たぶん、イタリアンのオールド・・・を持参されたのです。しかし、楽器が届いたら根柱が表板だか裏板だかを突き抜けていたそうで、急遽、楽器を借りてコンサートをする事になった様子。
後で誰かから聞いたのですが、修理費に200万円掛かったとか・・・!

奥様や数人のお弟子さんが一緒に来て居たのですが、僕達の隣の部屋だった為、その借り物の楽器になれる為に随分と練習されていました。

モーツアルト時代のウィーンのチューニングという講義に行ってみたら、奥田先生が、盛んにいろいろな質問をされていたことも覚えて居ます。

堺でのスカンジナビアン・コネクションのコンサートに、彼と奥様が聴きに来て下さったこともありました。

個人的なお付き合いは無かったのですが、物静かなタイプの人で、とても良い感じの人だなという印象が強く残っています。年齢も彼のホームページを観て判ったのですが、僕と同年齢でした。
素晴らしい本物のコントラバス奏者が、先に逝ってしまいました!

奥田一夫先生のホームページ、是非、観て下さい!

http://www003.upp.so-net.ne.jp/ultrabassissimo/

心からご冥福をお祈りしています!

スウェーデンの森 泰人
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by yasuhito_mori | 2010-09-13 05:39 | 蓋棺録
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