カテゴリ:音楽鑑賞( 4 )

You must believe in spring

今週は第7週!
イェーテボリの辺りでは、冬期スポーツ休暇週間です。要するに子供達の学校がお休みになり、家族でウィンター・スポーツを楽しみに行く週なのです。・・・・勿論、スイスやフランスのアルプスに行ってスキーをしたり、地中海や西アフリカ沖のやポルトガルやスペインの島々に行く人も多いです。
毎年、11月頃から日照時間がグッと短くなり、春の訪れたいを感じながらも、まだまだ寒い2月という時季は、かなり厳しい時季です。2月頃に入ると、色の白いスウェーデン人の中には、眼の下辺りがパンダの様に隈になっている様な人も多く見かけます。日の光が足らないのです!!!
今日のイェーテボリは快晴! こんな日には、皆、太陽の光を顔一杯に受けようとしている人達を多く見かけます。

さて、昨日、初めてYouTubeに音楽をアップロードしてみました。
作品は、1995年にRonny Johansson Trio, Ingela Bergman & Ove Ingemarssonと云うメンバーで発表したCD作品の中から、この時季にピッタリのミシェル・ルグランの名曲 『You must believe in spring』です。

ルバートでインゲラがテーマを歌い、その後、エディー・ゴメスのソロをセカンド・テーマに使用しました。
去年、イェーテボリ音大でエディー・ゴメス氏と再会した際、このCDを進呈しました。(笑)
僕の手元には、その1枚しか残っていませんでしたし、恐らく、ロニー・ヨハンソンの手元にも何も残っていないと思いますから、これで真の廃盤です。(笑)
Elsa等もそうですが、この人のソロは、本当に良くできていると思います。・・・勿論、好みの問題も有るかも知れませんが、僕には本当に凄いとしか写りません!

以下、オリジナルとなった映画『ロシュフォールの恋人たち』から"Chanson de Maxence (Maxence's Song)" ビル・エバンス・トリオの1977年の録音ヴァージョン、更にロニー・ヨハンソン・トリオ&インゲラ・ベリマンのヴァージョンをご紹介させて頂きます。

Les Demoiselles de Rochefort - Chanson de Maxence ”Maxence's Song” 


Bill Evans Trio - You Must Believe In Spring

Ingela Bergman & Ronny Johansson Trio
[PR]
by yasuhito_mori | 2012-02-13 17:55 | 音楽鑑賞

スウェーデン放送P2 LIVE JAZZ/JAZZ ARKIV

e0125069_23121085.jpg

e0125069_23133712.jpg僕は火曜日の夜,自宅に居る時は、ラジオを聴く様にしています。スウェーデン放送のラジオ局”P2"では、毎週火曜日の夜、19時30分から21時30分までがジャズのライブ実況録音を放送する「P2 Live Jazz」という番組があり、大抵、2つのグループのライブ演奏が楽しめるのです。

続いて21時30分からの1時間は、「P2 Arkiv Jazz」という評論家でOrkester Journalen誌の編集長Lars Westin氏(ラーシュ・ヴェスティーン)が監修する番組があり、過去のスウェーデン放送での録音とか、様々なアーティスト達のLP・CD作品が特集され、いろいろなエピソードも交えて取り上げられる事になっています。

22時30分以降は、夜中の12時迄、カレイド・スコープという番組があり、そこではエレクトロ・ミュージックが掛かるのです。

一昨日、2月8日(火)の「P2 Live Jazz」では、「カーラ・ブレイ、スティーブ・スワロー & ボーヒュスレーン・ビッグバンド」の昨年9月20日のイェーテボリ・コンサートホールの録音と、11月15日のイェーテボリ・コンサートハウスの小ホール"ステンハンマル・サーレン”で行われた、デンマーク人歌手、Sinne Eegのカルテットの第一部が放送されていました。第二部の方は、International Womens Day
の3月8日(火)に放送される予定とのこと。
こちらのメンバーは下記の通り。
Jacob Christofferssen(ピアノ)
Morten Ramsbøl (ベース)
Morten Lund (ドラムス)

(ドラムスのモーテンとは、11月3日に山形で再会しました!)

ボーヒュスレーン・ビッグバンドとカーラ・ブレイ、スティーブ・スワローの方は、僕が日本へ行っていたので今回聴くのが初めて!僕は日本に行く前、スティーブ・スワローのトラでリハーサルの演奏は僕でしたが、やはりあの譜面はスティーブ・スワローの為に書かれている作品。

トミー・コッテルがハモンド・オルガン、カーラ・ブレイがピアノです。
アンコール曲「I hadn´t anyone to you」のオーベ・インゲマ−ルションが凄まじく素晴らしいです。
ヨーハン・ボリストゥルムやヨアキム・ローランドソンのアルト、アルベルト・ピントンのバリトンやクリステル・オロフソンやカリン・ハンマルのトロンボーン、ニクラス・リードのバストロンボーンや、スタファン・スベンソン、サムエル・オルソンのトランペットが冴えてます。
そしてカーラ・ブレイとスティーブ・スワローの演奏が素晴らしい!

e0125069_23143873.jpg
















さて、「P2 Arkiv Jazz」では、ディージー・ガレスピー特集で、1948年ストックホルムのダンス会場「Vinterpalatset」での実況放送の記録がそのまま放送され、1953年2月のそして1956年と1958年の「Jazz At The Philharmonic」が放送されました。
「Vinterpalatset」の演奏は、テナーがGeorge ”Big Nick” Nicholas, ドラムスが Kenny Clarke, またキューバ人のパーカッション奏者Chano Pozo そしてピアノがJohn Lewis!
1948年の時は、ビッグバンドでNew Yorkからイェーテボリまで船で来たのですが、船酔いに悩まされたあげく、イェーテボリのホテルは予約されていなかったそうです。
ストックホルムの「Vinterpalatset」での演奏後は、多くの観客が彼等の後を付いて廻ったそうですが、後から判ったのは、当時のスウェーデンでは、黒人を観る機会が無く、単に珍しがって付いて廻ったそうです。(笑)
その後、彼等はスウェーデン国内を廻り、フランスへも行くのですが、帰りの船はプロモーターがキャンセルしてしまったそうで、後にインタビューの際、『あの時は、泳いでNew Yorkに戻らねばと思った!(笑)』とのこと。スウェーデンでは、ビーバップはまだ誰も知らなかった新しい種類のジャズでした。

その後、この新しいジャズは、スウェーデンでも人気を博し、5年後の1953年2月のストックホルム・コンサートハウスで演奏します。この録音はプライベート録音なので、音質の点で支障がある為1曲しか流されませんが、ピアノがWade Leggeやバリトン・サックス奏者Billy GrahamJazzが聴けます。

そして番組の最後の方は、1956年と1958年のAt The Philharmonic」の方は、オスカー・ピーターソンやレイ・ブラウンとの演奏。レイ・ブラウンのラインは、やはり素晴らしいです。
上記の演奏は、放送終了後30日以内の期間中、スウェーデン放送P2ラジオのURLからダウンロードが可能です。

1月25日にも、Tineke Postma Quartetの演奏が放送されました。この時は、あまりにもコントラバスのFrans van der Hoevenの演奏が素晴らしかったので、早速、放送を聴きながら彼にメッセージを送ったら、即、彼から返事が来て、久々のFransとのチャットになってしまいました!(笑)
他にもヤコブ・カールソン・トリオとか、イングリッド・ジェンセン・カルテットとか、いろいろありますので要チェックです。

URLを下記して置きます。
是非、30日以内に聴いて下さいネ!!!!!

P2 LIVE JAZZ
Carla Bley och Steve Swallow med Bohuslän Big Band
Sinne Eeg med kvartett från Konserthuset i Göteborg
Tineke Postma Quartet・・・・その他、諸々!

http://sverigesradio.se/sida/artikel.aspx?programid=3735&artikel=4335992


P2 ARKIV JAZZ
Fokus på Dizzy Gillespie

http://sverigesradio.se/sida/default.aspx?programid=3359
[PR]
by yasuhito_mori | 2011-02-10 23:26 | 音楽鑑賞

アンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)、イェーテボリ交響楽団

2010年2月9日(火)
1)Anders Jormin
スウェーデン放送P2は、クラッシック、現代音楽、ジャズ、ワールド・ミュージック、エレクトロ・ミュージック、古楽といったジャンルの音楽を主体に24時間、音楽番組を放送しています。数年前から午後の数時間は、フィンランド語とかサミ語、アラビア語といった言語の番組を制作していますが、要するにある意味で非コマーシャルな音楽を放送するスウェーデン放送局の全国ラジオネットワークです。
勿論、ジャズの番組も幾つかあり、以前、坂田明さんのライブコンサートの放送についてご紹介した際に、P2のアルキーブ・サイトにコネクトすれば放送日から30日間、その放送で掛かった演奏を聴くことが出来る事についても書きました。

2月9日の19時30分から2時間番組でP2 Live: Christian Wallumrød Ensemble, Anders Jormin med Jönköpings Sinfonietta och Kammarkörというタイトルの放送がありました。
前半の1時間はノルウェーのピアニスト・Christian Wallumrød のアンサンブル、そして後半の1時間がAnders Jorminの書き下ろしでAndersのベース、Jönköpings Synfonietta, Jököping Kammarkör(室内合唱団)の演奏でした。

アンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)は、スウェーデンが世界に誇るコントラバス奏者で作曲家です。その彼が、昨年の11月に故郷の町ジョンショッピング(Jönköping)で初演した際の録音です。

ジャズ・コントラバス奏者としても活躍し、スウェーデンで初めてのジャズ出身の教授に就任した彼は、やはりただ者ではありません!
人間的にも素晴らしい人で、僕より少し若い彼ですが、僕は彼とレッド・ミッチェルに随分といろいろな事で助けられた訳で、一種の恩人と云っても良い人です。本当に素晴らしい作品です。
1990年に彼とはコントラバスのデュオを演奏した事もあります。
とにかく楽器を知り尽くしていると云う感じ!
時間の有る時に、是非、聞いて見て下さい。歌詞は彼自身の俳句とか、Shakespeare, Hemingway, Pia Tafdrupの詩を使っているそうです。
まず下記のサイトに入って下さい。
http://www.sr.se/sida/artikel.aspx?programid=3735&artikel=3419992
そして水色の箇所をクリックすると下記のページが現れ、数秒すると番組が始まります。
http://www.sr.se/webbradio/webbradio.asp?type=broadcast&Id=2198676&BroadcastDate=&IsBlock=

ちなみにアンダーシュ・ヤーミーン(Anders Jormin)はラーシュ・ヤンソン・トリオの創設メンバーです。
そうそう!!!!この作品は、Jönköpings Synfoniettaから依頼されて書いたモノで、タイトルは"Mellan alltid och aldrig"です。僕の素晴らしい日本語の文才では、このタイトルを上手く訳すことが出来ませんが、Mellanと云うのは、英語で言うとBetween, alltidと云うのはalways,aldrigはNever・・・・つまり『alwaysとNeverの狭間』とでも訳せば良いのでしょうか・・・。(笑)

12音階で書かれたテーマとかもありますが、ある部分はもの凄くメロディアスで、一種・・・Astor Piazzllaを聴いた時の感覚に近い部分もあり、合唱の使い方は、Gunnar Erikssonの手法を思い起こさせます。
とにかく一度聞いて見て下さい。

ついでにボーヒュスレーン・ビッグバンドのEBUの番組(欧州圏27各国に同時放送された1月29日放送の分も下記で聴くことが出来ます。

http://www.sr.se/webbradio/webbradio.asp?type=broadcast&Id=2180200&BroadcastDate=&IsBlock=


下記の写真は、昨年、コペンハーゲンからの帰路、同じフライトで席も隣同士になったAnders Jorminと彼の折りたたみ式コントラバス。彼はこの時、コペンハーゲンでジョン・テイラー、マリリン・マスールとのトリオで演奏が有ったそうです。僕はBohuslän Big Band &Steve Swallowの仕事でした。

e0125069_2244349.jpg
e0125069_2265177.jpg


2)2月11日 イェーテボリ交響楽団定期演奏会

昨日はイェーテボリ交響楽団の定期演奏会に行って来ました。
プログラムは下記の通り。
RAVEL RAPSODIE ESPAGNOLE
SCHUMAN CELLO KONSERT
休憩
DUTILLEUX MÉTABOLES
STRAVINSKY SVIT UTELDFÅGEL(火の鳥)

特に印象的だったのは、チェロ奏者ANDREAS BRANTELIDという弱冠22歳のスウェーデン人チェロ奏者の素晴らしい事!見事でした!父親もチェロ奏者で、元はイェーテボリ交響楽団にも在籍していたそうですが、現在はコペンハーゲンに居る人で、アンドレアスもコペンハーゲンで育ったらしいです。プログラムで見るとドイツでケルン音大の教授でスウェーデン人チェロ奏者のFRANS HELMERSONに師事したそうで、丁度、音大を卒業したばかり。今、このシューマンの作品で欧州をあちらこちら楽旅しているのだそうです。

DUTILLEUX の作品も素晴らしかったです。音の構成が実に緻密で美しい!
そしてRAVEL,STRAVINSKYは、やはり彼等の作品だけあって、何回聴いても素晴らしい!

今週の水曜日、2月10日は、"Jazz Club Nefertiti"でピアニスト・マッコイ・タイナーのトリオ+ゲイリー・バーツというコンサートがあったのですが、ツアー疲れがバッと出て来てしまい、外に出る気力がありませんでした。

今日、"Jazz Club Nefertiti"から届いたメルマガでは、5月23日にドラマー・ロイ・ヘインズが来るとの事。
是非、再会したかったのですが、残念ながら僕は日本に居て、24日にイェーテボリに戻る予定なのです。残念!

イェーテボリなんてスウェーデン第2の都会、北欧でも第4の都会・・・とか云っても人口49万人。ちなみに日本の川口市が48万人、八王子市が56万人です。(笑) 如何に北欧は人口が少ないかと云う事ですが、音楽鑑賞は結構いろいろと出来る所が素晴らしいです。(笑)
それでは、また!
スウェーデンの森
[PR]
by yasuhito_mori | 2010-02-13 02:29 | 音楽鑑賞

オリジナルとは・・!

ミシェル・ルグランの名曲"You must believe In spring"のオリジナルバージョン!!!
オリジナルを聴くのも良い物ですネ!


[PR]
by yasuhito_mori | 2008-09-09 18:06 | 音楽鑑賞