人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第38回スカンジナビアン・コネクション

≪BBB "Jazzverk" & "BAW"≫

昨日今日とボーヒュスレーン・ビッグバンドのリハーサルが有りました。
4月15日(木)に"Jazzverk"という催しがストックホルムのジャズクラブ”Fasching”で行われます。"Jazzverk"と云うのは、ビッグバンド作曲コンテストで、参加資格年齢が30歳以下と云う条件が付いています。
30歳未満の若き作曲家志望の人達が、各人知恵を絞って書いた応募作品の中から6曲が最終審査され、そのフィナーレが3月15日という訳。

最近ではマリア・シュナイダー風の作曲が多い様ですが、中には現代音楽と紙一重の作品もあり、簡単な作品ではありません。(笑)全体的に云って、ガーンと来る様な印象の強いメロディーがテーマとして在る訳でも無く、Legoの積み木遊びの様な、インストゥールメンテ-ションやハーモニーの実験みたいな感じの曲が多い気がします。

次回のリハーサルは、僕が日本から戻った翌日の4月12日(月)の午前中2時間だけです。通常、この本番はスウェーデン放送のラジオP2で実況中継されます。


明日と明後日はスウェーデン・ビッグバンド界の長老的存在Bengt Arna Walin(ベンクト・アーナ・ヴァリーン)の作品のリハーサル。

こちらは4月16日にストックホルム・コンサートハウスでのコンサートやその他のコンサートに備えてのもの。
上記の事は、日本から戻ってからまた書かせて頂く事になると思います!

≪4月1日日本へ出発!!! ・・・・第38回スカンジナビアン・コネクション開始!!!!≫

さて、明後日のBAWのリハーサルが終わったら、コントラバスを持ってイェーテボリのLandvetter空港に駆け付け、フランクフルト経由で日本へ出発します。夕方にあるフランクフルト行きのフライトにはコントラバスが乗せられないとのことで、早い方のフライトで行く為、フランクフルトでは4時間半ほど待たねばなりません。

さて、僕がケルン音大から戻ったばかりのピアニストのスィーモン・ヴェストマンと知り合ったのはイェーテボリの2007年2月上旬の"Jazz Club Nefertiti"のジャムセッションでした。
ケルン音大でジョン・テイラーの弟子だったと云う彼は、ハーモニーのセンスも良く、「趣味の良いピアニスト」という印象が深かったので、後日、拙宅に来てジャムセッションする事になりました。

丁度その頃、僕の旧知の友でイェーテボリ音大で教鞭を執っているフルート奏者・Anders Hagbergを通じてマリア・リランデルとも知り合い、タイミングが丁度良かったので、スィーモンとのジャムに来ないかと誘った事がそもそもの始まりでした。

今年の5月にイェーテボリ音大を卒業するマリアですが、当時、ピアニストのPeter Burmanについて作曲法を学んでいたそうです。

『Peterについてから曲が湯水の様に溢れ出てくる!』とか云っていたので、彼女の曲をスィーモン・ヴェストマンと一緒に演奏して見たら、なかなかこれがゴキゲンな曲ばかり!・・・・・・僕の耳にはかなり新鮮に聞こえました。
その後、頻繁に彼等とジャムをする様になり、スィーモンと知り合ってから丁度1年後の2008年2月には、Demo CDを録音。 (この事に関してはMixi日記やブログにも書きました。)

・・・と云う訳で、いよいよ一年振りの第38回スカンジナビアン・コネクションの開催です。

今回は4月3日(土)に当別「スウェーデンヒル・ゴルフ倶楽部」と札幌「くう」、4日(日)が苫小牧「アミダ様」、5日(月)が東京「新宿PIT INN」、6日(火)が新潟「ジャズ・フラッシュ」、7日(水)が名古屋「STAR EYES」、9日(金)が古河「Cafe Up's」、10日(土)が東京「BODY & SOUL」という予定になっています。

ドラムスは現在沖縄在住のセバスティアン・カプテーン!

トリオの演奏もバッチリしようと思っています。

詳細は下記をご覧下さい。

http://www.morimusic.jp/sc38th.html

ご近所にお住まいの方は、是非、お気軽にいらして下さい!
宜しくお願い致します。

スウェーデンの森
by yasuhito_mori | 2010-03-31 03:45 | ツアー
<< 第38回スカンジナビアン・コネ... Ulf Wakenius Qu... >>